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PTA活動で人生が変わった!人脈・スキル・新しい挑戦を手に入れた話

PTA役員で和やかに打ち合わせをしている場面

「PTA役員」と聞くと、できれば避けたい…そう感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、私もその一人でした。

そんな私が、思いがけずPTA役員を引き受けることになったのです。

今回は、引き受けることになった経緯と、役員を務めたことで私の毎日や考え方がどのように変わったのか

――その体験をお伝えしたいと思います。

目次

PTA役員を引き受けたエピソード

学級懇談会で学級役員を決めている場面

はじまりは学級役員から

わが家は息子3人と夫の5人家族です。
夫の仕事の都合で転居が多いこと、三男には障害があること、長男には発達障害があり不登校気味だったこと…。
日常生活は何かと不安定で、家を空けるのが難しく、私自身の余力もほとんどありませんでした。

そんな理由から、これまで学級役員やPTA役員は「私には難しい」と思い、距離を置いてきました。
けれど心のどこかでは、結婚前に教員をしていた経験から、役員のなり手が見つからずに先生が困っている姿を思い出し、
「もし本当に誰もいなくて先生が大変な思いをするようなら、そのときは引き受けよう」
という気持ちも持っていました。

そして、その時は思ったより早く訪れました。

長男が中学1年生になったばかりの学級懇談会。
出席者の中からどうしても学級役員を決めなければならない場面がありました。
みんな「誰かやってくれないかな」「自分には回ってきませんように…」といった様子で、うつむいたり、プリントに目を落としたり…。
気まずい空気が流れ、担任の先生も困った表情を浮かべています。

遠方から転居してきたばかりで少し気が引けましたが、
「ここで手を挙げなければ先生が困ってしまう」
そんな思いから、学級役員を引き受ける決意をしました。

次はPTA役員!?

学級役員には、次年度のPTA役員を選ぶ「選考委員」の役割もありました。
その年は、たくさんの役員さんが任期を終えることもあり、役員選出は思った以上に難航…。

「決まらないと終わらない」活動です。
候補の方にお願いするには電話をかけるのですが、このご時世、まず電話番号を入手する準備から一苦労。
電話をかけても、登録外の番号には出てもらえないことも多く、
さらに共働きが当たり前の今、引き受けていただくのは本当に大変です。

何とか4名中3名までは決まったものの、あと1名がどうしても決まらず…。
選出方法から見直すことになり、会議室は少し重たい空気に包まれていました。

そんな時、ふと口から出たのは――
「じゃあ、私がやりましょうか」

学級役員の次は、PTA役員にも挑戦することになった瞬間でした。

PTA活動で得られた意外なメリット

情報交換の場として

中学校は、小学校ほど保護者が参加できる行事が多くありません。
コロナ禍を経た今はなおさら、保護者同士でゆっくり話す機会は減ってしまいました。

たまに顔を合わせるママ友とも、「元気だった?」と短く挨拶を交わす程度…。
正直、少し寂しさを感じていました。

そんな中、長男が中学2年生になるタイミングで、「PTA役員」としての活動がスタート。
初めてのことばかりで緊張や戸惑いもありましたが、先輩ママたちと話す時間はとても貴重で、心が温まるひとときでした。

  • 修学旅行の持ち物や様子
  • 部活動の話題
  • 進路にまつわる情報
  • 何気ない日常の出来事

そんな話を重ねるうちに、いつの間にか「次の集まりはいつかな♪」と心待ちにするようになっていました。

もう一つの居場所~サードプレイス~として

日常生活では、家庭や仕事がどうしても優先になります。
けれど、そのどちらも時には息が詰まりそうになること、ありますよね。

そんな時に支えになるのが、もう一つの居場所――いわゆる「第3の居場所(サードプレイス)」です。
家でも職場でもない、安心して過ごせる場所があることで、他のことも前向きに頑張れる時があります。

私にとっては、それがPTA役員の仲間たちでした。
頑張りを認め合い、励まし合える存在
この場所があったからこそ、自信や自己肯定感が少しずつ高まっていきました。

スキルアップの機会

PTA役員の中で、私の担当は「おたよりの作成」でした。
歴代の先輩方が残してくださったデータをもとに作っていたのですが、
ある日、PTA活動の一環で「Canva」を使った文書作成の講習会に参加することに。

Canvaには、実は数年前に一度だけ触れたことがありました。
でも独学で使い方がわからず、ほとんどの機能を使いこなせないまま挫折し、やめてしまった苦い経験があります。

今回は、講師の方が初心者にもわかりやすく教えてくださるとのことで、心が弾みました。
講習会は本当にわかりやすく、便利な機能やデザインのコツなど、新しい学びがたくさん。

その知識と技術を活かして作ったPTAだよりは、とても見やすくおしゃれになり、先生方にも大好評!
「やってよかった」という気持ちとともに、自信がぐんとつきました。

すっかりCanvaの魅力にハマった私は、有料版に登録し、どんどん作業にのめり込むように。
そして、そこで身につけたスキルを活かして、ずっと挑戦したかった「副業」にも一歩踏み出すことができました。

まだ始まったばかりですが、学びと挑戦が重なり合う毎日は、とても充実しています。

PTA活動を通じて広がった世界

「PTAなんてなくなればいいのに…」
そんな声を耳にすることも多い昨今。
実は、私も以前はそう思っていました

けれど、実際にPTA役員として活動してみると、その考えはすっかり変わりました

PTA役員の活動は、子どもたちにとって有意義な時間や楽しい思い出をどう作るか、
いつも「子どもたちが笑顔になること」を真剣に考えるところから始まります。

もちろん、すべてがスムーズにいくわけではありません。
新しいことを始めようとすれば必ず壁があり、
仕事や家庭の都合と重なって、正直しんどい時もあります。

それでも、最終的なゴールである「子どもたちの笑顔」を思い描き、
同じ目標に向かって励まし合える仲間と過ごす時間は、何物にも代えがたい宝物です。

そして、そこで積み重ねた努力は、自分自身の成長や新しい挑戦にもつながります

もしあなたに「PTA役員」として活動する機会が訪れたとき、
このお話が、そっと背中を押すきっかけになれば嬉しく思います。

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