わが家の長男は、中学3年生ですが、今年はまだ一度も登校できていません。
小4から体調不良が続き、欠席が増え、今では学校生活から離れた日々を送っています。
発達障害の影響で学習の得意・不得意に差があり、本来なら平均以上の力を持っているはずなのに、登校できないことで基礎学力が身につかず、不安ばかりが募っていました。
学校配布のタブレットでのリモート授業にも挑戦しましたが、体調の波やルールの厳しさが壁となり、思うように活用できず…。
共働き家庭の私たちにとってもサポートは難しく、**「どうすれば学習時間を確保できるのか」**が大きな課題でした。
そんなときに出会ったのが「スタディサプリ中学講座」。
自分の体調やペースに合わせて学べるこのサービスは、まさに我が家にとっての救いとなりました。
不登校の息子が、学校のリモート学習を活用できなかった理由

長男が通う中学校では、リモート学習に参加する際に次のような約束がありました。
- 事前に参加時間を連絡すること
- 制服を着用し、カメラをオンにして参加すること
- 「参加する」と連絡したら必ず出席すること
このルールを守れなければ、リモート学習は受けられないと言われていました。
しかし、起立性調節障害のある息子にとっては現実的にとても難しい条件でした。
午前中は特に体調が悪く、めまいや頭痛、強い吐き気や腹痛に襲われることも多く、午後も決して万全とは言えません。気圧や天候の変化にも左右され、急にベッドに倒れ込むこともあります。
医師の診察を受け、薬の服用やカウンセリングも続けていましたが、すぐに改善が見えるわけではなく、**「体調がいつ良くなるか、逆にいつ悪くなるかも予測できない」**という状況でした。
やる気があっても、リモート授業に参加するための条件がハードルとなり、息子は「迷惑をかけたくない」と悩むあまり、かえってストレスを感じてしまいました。結果的に、リモート学習を諦めざるを得なかったのです。
学校側にも現状を伝えましたが対応は変わらず、私たちは「学習の機会をどう確保するかは自分たちで探さなければならない」と痛感しました。
発達障害ゆえの 学習のつまづき
長男に発達障害があることが分かったのは、小学3年生のときでした。
「もしかして…」と薄々感じてはいたものの、当時は診断を受ける必要性を強く意識していませんでした。
転機となったのは、担任の先生から「授業中に衝動性が強く出ている」と指摘を受けたこと。
教育関係の仕事をしている私には、その言葉が「特別な支援が必要だ」と感じられ、診断を受ける決意をしました。
診断名があることで、学校側にも対応を理解してもらいやすくなり、必要な支援や手続きも進めやすくなります。実際、教師の多くはまだ「発達障害」への理解が十分とは言えず、診断があることで共通認識を持っていただける場面も多いのです。
検査を通じて分かった長男の特徴は以下の通りでした。
苦手なこと | 得意なこと |
---|---|
手先が不器用で文字の形を整えて書くのが難しい。ノートやワークに時間と労力がかかる割に成果が少ない | 興味を持った分野では高い集中力を発揮し、長時間取り組める |
視写(黒板や教科書を書き写す)が苦手で学習効率が低い | 得意分野では理解が早く、深く吸収できる |
視覚・聴覚が敏感で、刺激に反応してしまい授業に集中できないことがある | 興味ある教科や活動では自主的に工夫して学べる |
このような特性があるため、普段から学校の学習についていくのが精一杯。
それに加えて不登校が続き、リモート学習も活用できなかったことで、学習の遅れを強く実感せざるを得ませんでした。
その結果、長男の自己肯定感は下がり続け、日々の不安や焦りがさらに大きくなっていったのです。
スタディサプリ(スタサプ)中学講座との出会い
「スタディサプリ(スタサプ)」はテレビCMでもよく見かけるので、ご存じの方も多いと思います。
実は私自身も数年前、「スタサプEnglish」を1年間受講していたことがありました。とても楽しく学べたのですが、引っ越しや復職の忙しさで継続が難しく、結局1年でやめてしまった経緯があります。
それからしばらく経ち、長男の発達障害や三男の知的障害について学びを深めるために「リタリコ発達ナビプラス」に入会しました。そこで個別相談サービスを利用したところ、さまざまな参考になるお話を伺うことができ、その中で「スタディサプリ中学講座」が紹介されたのです。
「え?スタサプって英語だけじゃなかったの?」
正直な驚きでした。
調べてみると、スタディサプリ中学講座は全教科対応、しかも※お試し2週間無料で即日開始できるとのこと。
迷わず、長男のために受講を始めてみることにしました。
※お試し期間の14日間には、申込日も含まれます。
※お試しができるのは、初回のみです。
スタディサプリ中学講座のメリット

私が「これは長男に合っている!」と強く感じた理由、そして実際に受講してわかったメリットをご紹介します。
1. ひとつの学習が短時間(5分程度)で集中しやすい
スタサプの学習コンテンツは、1つあたりわずか5分前後。
集中が続きにくい長男にとっては「すぐにゴールが見える」ことが取り組みやすく、ハードルがぐっと下がりました。
2. 隙間時間で学べるから、体調に合わせて無理なく続けられる
起立性調節障害で体調の波がある息子にとって、**「調子の良いときだけ取り組める」**のは大きな安心。
スマホからも利用できるので、待ち時間や少しの余裕時間も学習にあてられるのが便利です。
3. その場でフィードバックがあるから理解が定着しやすい
丸つけの手間がなく、間違えた問題はすぐに解説が表示されます。
「どこで間違えたのか」がすぐわかるため、効率よく学びを積み重ねることができました。
4. 保護者も学習状況を見守れる
保護者のスマホからも学習状況が確認できるので、
「今日はこんなに頑張ったね!」と褒めたり、声をかけたりしやすくなりました。
親子のコミュニケーションにもつながる点がありがたいです。
5. 苦手はさかのぼり、得意は先取り学習ができる
スタサプ中学講座に入会すると、小学生講座も高校講座も見放題。
- 苦手科目 → 小学校内容まで戻って復習
- 得意科目 → 高校範囲まで先取り
という柔軟な学び方が可能です。長男は英語・国語を中3レベルで進めつつ、算数や理科は小4から振り返り学習しています。
6. プロ講師による分かりやすい動画授業
動画は単元ごとに短くまとめられ、要点がしっかり伝わる内容。
私自身が視聴しても「聞きやすい・わかりやすい」と感じました。理解が不安な単元は繰り返し見ることができるのも安心です。
7. 圧倒的なコストパフォーマンス
スタディサプリ中学講座は、塾と比べて圧倒的にリーズナブルです。
プラン | 月額 | 年間合計 |
---|---|---|
月払い | 2,178円※(税込み) | 26,136円(税込み) |
12か月一括払い | 1,815円※(税込み) | 21,780円(税込み) |
一般的な塾では年間40万円前後かかることもありますが、スタサプなら年間2万円台で全教科受け放題。
このコスパは本当に大きな魅力だと思います。
※Webサイト経由かつクレジットカード決済での受講申し込み手続きをされた場合。
スタディサプリ中学講座のデメリット
正直に言うと、わが家では大きな不満はほとんどありません。
ただし「スタディサプリ中学講座」の特性を踏まえると、以下のような点は注意が必要です。
デメリット | 詳細 | 補足・対策 |
---|---|---|
記述力が鍛えにくい | 基本的に選択式の回答が中心のため、実際の定期テストや入試のような記述式には対応しにくい | 別売りのワーク教材を併用すると補いやすい |
暗記で答えを覚えてしまう可能性 | 解き方よりも答えだけを覚えて進めると、理解が浅くなる恐れがある | 間違えた問題を必ず解説動画で確認することが大切 |
一括払いの返金が不可に | 2025年8月27日以降に12か月一括払いで申し込んだ場合、途中解約しても残り期間の返金がない | まずは月額払い or 無料体験で様子を見ると安心 |
スタサプ中学講座は「基礎学習の定着」「隙間時間の活用」に強みがある一方で、
「記述力を鍛えたい」「途中でやめるかも」という方は注意点を押さえておく必要があります。
ただし、ワーク教材の活用や無料お試しから始めるなど工夫すれば、ほとんどのデメリットはカバーできると感じています。
わが家のスタディサプリ中学講座の活用事例

長男の場合、教科ごとに次のように活用しています。
教科 | 学習レベル | 活用方法 |
---|---|---|
英語・国語 | 得意 → 中3レベルをそのまま進める | 定期的に動画授業を視聴し、演習問題で確認 |
算数・理科・社会 | 苦手 → 小4までさかのぼって学習 | 基礎から復習し、少しずつ「わかる」「できる」を実感 |
長男は小4から学校を休みがちだったため、基礎的な知識に抜けがありました。
「どこから分からなくなったのか」が分からないまま苦手意識だけが大きくなっていたのです。
そこで思い切って小4の範囲から復習したことで、少しずつ理解が進み、「わかる!」「楽しい!」という感覚を取り戻せるようになりました。
しかも、学年をさかのぼる際も 追加の教材費が一切不要。動画と演習問題だけで復習できるのは、親としても本当にありがたいポイントです。
自分のペースで学べる安心感
スタディサプリ中学講座の一番の魅力は、**「無理をせず、自分のペースで勉強できる」**ことだと思います。
学校や塾のように他の子と比べる必要もなく、体調ややる気に合わせて進められるのは、息子にとって大きな安心につながっています。
将来を見据えた活用法
長男は将来、IT関係の仕事に就きたいと考えており、すでに独学で1日5時間以上3DCGなどの学習に取り組んでいます。
ただ、どんな仕事に就くとしても、中学校レベルの基礎学力は社会で必要になる最低限の教養。
そのため「中学卒業までにスタサプの中学講座をコンプリートする」という目標を息子と一緒に立て、ITの学習と並行して取り組んでいます。
まとめ ~同じように悩むご家庭に伝えたいこと~
学校に行けない理由は、その子によって様々です。
でも、学校へ行けないことには必ずその子なりの理由があり、それは子どもにとって言葉では表しきれないSOSの現れであることも考えられます。
私たち親世代の高校受験の時には考えられなかった変革が起き、時代とともに進路や仕事の選択肢が多くなり、学びのツールも進化を遂げています。
学校へ行けなくても、学ぶ機会、学ぶ手段があります。
現に、我が家の中3の不登校である長男は、学びの場を自宅にすると決め、学習ツールを「スタディサプリ中学講座」にすることで止まっていた学びを再開することができ、自分のペースで学び続けることで、自信と笑顔を取り戻すことができました。
自信を高めたことで、自分の進路や将来を見つめる心の余裕ができるようになり、
スタディサプリで効率よく勉強し、空いた時間に独学でITスキルを高める勉強を進めています。
一般的な不登校の子のイメージとは思えない、明るさ、はつらつさ、そして自信を持って、毎日を力強く生きている長男の姿に、私たち親は希望と元気をもらっています。
体調やさまざまな事情に合わせた学び方を選ぶことは、決して恥ずかしい事ではありません。
そして、実体験として、その選択肢の一つとして「スタディサプリ」を試してみる価値があると感じます。
お試し期間もあるので、合うか合わないかが見極められるし、月単位での契約が可能、しかも違約金などもありませんので、試してみる価値は大きいと思います。
もちろん、お子さんに合わなければ、もっと別な学習ツールもありますので、その場合はまた色々お試しする中で合ったものを、お子さんのペースで見つけると良いかと思います。
この記事が、お子さんの不登校や起立性調節障害で悩まれている保護者の皆さんにとって、そして何よりお子さんにとって、少しでも参考、励みになると幸いです。

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